こちらのサイトでは、わたしたちゼブラ・ゾーンの日々の出来事の記録をご紹介しています。面白い
   ケースから難解な修理の記録まで色々ご紹介しています。興味のある方はぜひのぞいてみてね!!

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       ホンダ車ジャダー対策    平成26年 11月 9日 更新


         「スタートクラッチ機構」、他メーカーといつも何か変わった事をやりたがる、ホンダ独自のCVT

        動力伝達機構です。

         10年ほど前に販売されたホンダのフィット、モビリオ、モビリオスパイク、エアウェイブ等のオー

        ナーさんならご存知の方も多いと思いますが、上記の車種でミッションにCVT(簡単に言いますと

        オートマの一種で2輪車のスクーターなどに多く採用されております"無段変速機"と呼ばれる

        ミッションを指します)が採用されている車両にはよく"ジャダー"が発生します。

         ジャダーと言うのは、この手の車種の発車時に発生する「カタカタ音」です。音と同時に振動も

        する場合もあります。この音と振動は、車により差はありますが、放置しておりますとだんだん症

        状が悪化していきます。 当社、ゼブラ・ゾーンでも年間2~3件位のペースで修理しております。

          今回は、オークションから購入した"ホンダ・エアウエーブ"にこの"ジャダー"の症状が出

        ており修理を決めたのでした。


                      



         さて、この"ジャダー"。修理と言っても通常修理の様な、悪い箇所の部品交換をする修理と

        はちょっと違います。では、どんな修理かと言うとATFオイルの"当たり付け”と言う作業を行い

        ます。  "当たり付け"初めて聞く方もいらっしゃると思いますので少し説明させて頂きます。

         この年式のホンダ車のジャダー対策はATFオイル(オートマのミッション専用のオイル)交換

        でほぼ解消します。ただし、普通のATFオイルを交換するだけで、解消するわけではなく、”ジ

        ャダー対策用”の専門のオイルを使用します。ちょっとお高いです。4リッター缶で税込5,000円

        弱です。この缶です。HMM FRUID 4L と言うオイルです。

                      


         交換のやり方にも正しいやり方があります。正しい手順を踏みながら作業を進める必要がご

        ざいます。そのやり方は以下の通りです。


            ① 古いATFオイルを抜きジャダー対症用オイルを注入する。(エアウェーブで一回約

              3リットル入ります)

                      


                      


            ② 車両のタイヤにタイヤ止めを掛け、ドライバーが乗り込みフットブレーキ、サイドブ

              レーキともフルに掛けた状態にする。

            ③ エンジンを起動しドライブをDレンジに入れ3秒間フル加速でアクセルを踏み込む。

            ④ その後、ドライブをNレンジに入れエンジンを3,000rpm/mで20秒間回転させる。
 
            ⑤ その後、ドライブをRレンジに入れ3秒間フル加速でアクセルを踏み込む。

            ⑥ その後、ドライブをNレンジに入れエンジンを3,000rpm/mで20秒間回転させる。

            ⑦ エンジンを止め、先ほど注入したATFオイルを新しいジャダー対症用オイルに再度

               交換する。

            ⑧ 上記の③から⑥までの工程を再度繰り返す。

                            
          以上で修理終了です。対症用オイルを自動車を走られない状態にしておいてエンジン回転

         を上げ、スタートクラッチに圧力を掛けてオイルを擦りつける。その工程を俗に”当たり付け”

         と言うんでしょうね。

          さて、この修理工程でどれほど効果があるかを最後にお話ししたいと思います。

         この"ジャダー対症用オイル”による”当たり付け”作業ではたして完全にジャダーが解消さ

         れるのか?また症状が解消されたとしてその効果がずっと続くのか?と言ったお話しです。

          その件に関してはあくまで当社の経験からのなってはしまうのですが、"当たり付け”を行

         うとかなり劇的に改善する。と言うのが当社の現在の感想です。ただ、ジャダーの進行具合

         により差は出ます。軽微なジャダーで完全にジャダーが消えた車両もありましたし、それより

         症状の進んだ車両で対症後、若干振動が残ってしまった車両もありました。

          また、その効果がいつまで持続するかと言う件ですが、効果は短期間で数年ごと"当たり

         付け”を繰り返さなければならないと言った話や、いやッ一度行えば効果はずっと持続する

         と言ったうわさや様々な話を耳にしますが、当社の感覚では一度対症すれば相当年数(お

         そらく3年から5年位)は効果持続するだろう。と言うのが現在の感想です。また、仮に数年

         後、症状が再発してもオイルの原価で2缶で10,000円ほどと割と安価で済みますのでそれ程

         重大事ではないのかな。と思っております。

           ちなみに、これをご覧の同業者さんに一言。 オークション会場にてホンダ車を購入する

         場合このジャダーの有無の出品表の記載は会場により違いますので注意が必要です。

          ジャダーを機能不良と考えず一切記載しないオークション会場もあります。関東近県ですと

         JUさんやUSSさんは記載しない会場です。注意して下さいね。